失敗しないマットレス選び

人生の3分の1は寝ていると言われています。
つまりそれだけの時間は寝具の上にいる事になるので、自分に合った寝具を選ぶのはとても重要です。

ここでは、失敗しがちなマットレス選びについてご紹介します。
お時間があるタイミングで読んでいただき、マットレス選びの参考になれば幸いです。

寝具は体型や年齢、体のコンディションなどによって合う合わないがあるため、自分に合う寝具に出会うのはとても難しいです。

特にまくらやマットレスは睡眠の質に直結するだけに、少しでも良いものを買おうと奮発して、高額なものを購入する方も多いです。
高額なマットレスは、モノ自体は良いかもしれません。しかし本当に自分に合ったマットレスとは限りません。

柔らかすぎるマットレスの場合

腰が沈み、お尻が下がる

低反発のマットレスが良いと勧められて買ってみたものの、実際に使ってみるとマットレスが体に密着して暑く、背中に熱がこもる感じが気持ち悪いと感じたり、寝返りも打ちづらく、また腰が沈みやすいので腰が痛くなることもあります。

それだと毎朝、起きて体が痛くてだるい感じで、疲れが取れた気がしません。
これは人の体格によって、低反発マットレスが合う人と合わない人がいるためです。

固すぎるマットレスの場合

背中からお尻に負担がかかる

この経験を活かして、硬いマットレスを選ぶと今度は背中と首が痛くなるかもしれません。
硬さにも度合いがあり、実際に寝転がって確かめたからといって安心してはいけません。
また、寝返りの回数が多くなり、睡眠の質があがりません。
本来何時間も寝るものを、少し寝転がっただけで選ぶことは失敗に繋がります。

柔らかすぎても硬すぎてもダメ、本当にマットレス選びは難しいです。

ホテルのマットレスの場合

業務用に作られている

数日泊まったホテルのマットレスに惚れ込んで、ホテルと同じマットレスを買ったとしても失敗は潜んでいます。
ホテルではぐっすり眠れるのに、家だと同じマットレスでも寝付きが悪い。

これは、まくらとマットレスの相性の可能性があります。

他に空調による部屋の温度や温度を快適に保たれている為、ホテルの寝心地の良さはマットレスだけではありません。
何よりも旅行とかで体が疲れている時はよく眠れますよね!

まとめ

これらのように寝具選びに失敗を重ねてきた方も少なくは無いのではないでしょうか。
健康に直結するマットレスだからこそ、これ以上失敗を繰り返したくないはずです。

また、これからのマットレス選びに失敗しないためにも、自分のカラダに合わせて作ることが大切です。

一度購入したら10年間毎日使用するマットレス選びは
身体のラインや体圧を測定し、”フィッティング”して、ご自身に合わせて提案していただけるお店をお薦めします。

失敗しない"まくら"選び

上記に記述したマットレスが合っていても”まくら”が寝姿勢に合っていないとマットレスは「宝の持ち腐れ」になってしまう可能性大です。

また、まくらは肩・首・頭を支える需要な役割を果たしますので、マットレス同様、とても大切な敷寝具のひとつになります。

今迄に、朝おきると肩や首が痛くて、まくらを変えてみたり、オーダーでまくらを作ったり…
最初は良かったけど、だんだんまた肩が凝るようになった…
そんな経験をされた方は多いと思います。

実は、私自身もそうでした。
仕事柄、まくらを何回も作って試したり、購入したりして、挙句の果て、 どれが良いのかわからなくなってしまいました。

低い"まくら"の場合

低すぎると…
腕のしびれや痛みの原因に

頸椎(けいつい)が後ろに倒れて関節に悪影響をあたえ、寝つきが悪くなったり、腕のしびれや痛みの原因になります。

また、頭側が低いと頭に血がのぼります…
興奮状態になりやすく、脳の休息ができない原因にも。

高い"まくら"の場合

高すぎると…
いびきや低酸素状態の原因に

頸椎(けいつい)が前に倒れることで気道が狭くなり、いびきが悪化したり、
低酸素状態を生じやすくなります。

この姿勢は昼間の無理な姿勢をそのまま継続した寝姿勢になります。
実はこの姿勢で寝て見える方が一番多いです…

今は良くても、長期間使用するといづれ首コリや頚椎ヘルニアになりやすいです。

まとめ

”まくら”もマットレス同様、「自分のカラダを知る」ことが重要となります。
ご自身の「頭の形」「首のライン」「肩のライン」に合わせるには、測定は最重要不可欠となります。

既製品で探すのは、かなり大変ですし、ましてやご自身で調整して合わせることは本当に難しい話です。

昨今、オーダーまくらを作るお店も増えてきました。
ただ、仰向け寝の場合は頭の上から、足元までの全身測定をしないと正確なオーダーまくらは出来ないはずです。
なぜならば、背中の高さや形によってまくらの高さも変わるからです。
また、人は寝返りをして横寝向きにもなります。
なので、身体の横のラインも測定してくれるお店をお薦めします。